2017年12月26日火曜日

【豆知識】銀山温泉の歴史を紐解く。銀は採れるの??

旅ブログ、記念すべき初めての投稿は、山形県尾花沢市にある銀山温泉です。


日本の銀山と言ったら、島根県の石見銀山や兵庫県の生野銀山が有名ですが、
東北の銀山といえばここ、山形の銀山温泉(野辺沢銀山)が非常に有名です。
(秋田県の院内銀山や福島県の半田銀山もありますが…)

銀山温泉は尾花沢市の東の山間部に位置し、
銀山川の両側にいわゆる大正ロマン漂う建物が立ち並ぶ温泉街です。






この光景が非常に趣深く、東北屈指の温泉郷として人気がある銀山温泉ですが、
意外とその歴史については知られていません。

大正ロマンということは、大正時代に開発されたのでしょうか?
銀山ということは、今でももしかしたら銀が採れるのかも…?


ということで、まずは、歴史について軽く触れてみます。

~銀山温泉の歴史~
銀山温泉がある野辺沢銀山は1456年に発見されました。
その後江戸時代初期の1631年には日本五大銀山の一つとして大繁盛し、
二万人を超える人がこの地域に暮らしていたそうです。
その後、16241645年ごろの寛永年間に銀山の工夫によって温泉が発見されました。
銀山のほうは銀産出量の減少や、1689年の坑道崩落によって閉山しましたが、
その後は湯治場としてにぎわったそうです。
しかし、1913年に大洪水が発生し、旅籠屋は大被害を受けてしまいました。
その後、地元有志の方々の尽力によって当時のモダン木造建築に
伝統技術の鏝絵(こてえ)といった現在の旅館の姿に生まれ変わりました。

銀山温泉は古い歴史がありそうなイメージがありましたが、
なんと400年近く前からあったんですね!

さらに、銀山が閉鎖された後もずっと栄えていたことにも驚きです。
銀山温泉は奥州街道から12km程離れた山の中にあり、
尾花沢からは険しい山道を1日かけなければ行けなかったそうです。
山道を越えても行きたいくらい、昔から人気のある温泉だったんですね。



今回は、銀山温泉の歴史についてでした。


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